2011年、この年の3月11日に未曾有の大災害、東日本大震災がおきました。
例年であれば春から夏にかけて岩国、静浜、美保、松島などの航空祭が開催されますが、当然そういったイベントは中止となりました。
私など連日テレビから流れてくる惨状に募金をするか心を痛めるしかできない一般人ですから、被災地での自衛隊の目覚ましい活躍には頼もしく思ったものです。
そして震災後初めて行われた航空祭が千歳基地航空祭でした。
初めて私が千歳基地に訪れたのもこの年でした。
宮城県の松島基地所属のブルーインパルスは震災の3月11日、九州新幹線開通イベントの祝賀飛行の予定のため、九州の芦屋基地に展開していて難を逃れました。
ブルーインパルスのフライトで元気がでる人も多いでしょうから、ブルーが松島で被災しなかったのは何か運命的なものを感じたりなんかもしました。
ジャンボだったころの政府専用機です。
ジャンボは見栄えがしますね。北海道までなかなか簡単には見に来れませんから見ることができてよかったです。
PACAF F-16デモチームの展示もありました。
この航空祭には団体旅行で参加したので他の人たちと一緒にチームの人たちと写真を撮ってもらいました。
私一人なら声をかけるとかとてもできません。
たしかこの時はなにかあってフライトは途中でキャンセルになった気がします。
政府専用機の展示飛行が終わって着陸を待っています。
誘導する人が乗る台の車があって、その台が上がっていきます。
震災後初のブルーインパルス。
芦屋だったか築城だったか忘れましたがあちらでずっと訓練していたようです。
残念ながら帰りの都合で私たちはブルーの演技を最後までは見届けることはできず、後退りしながらフライトを見つつ帰路につきました。
この震災後の航空祭の中止は2011年の春から夏にかけての間だったわけですが、とても長い間と感じました。
しかし2020年から2022年、コロナ禍で3年も中止になる事態がおこるとは想像もしていませんでした。
何気ない日々っていうのはありがたいものだったのです。
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